皆さんこんにちは!
天皇陛下の即位を祝う会の舞台監督の猪ヶ倉大介です。
今日の話題は、女性をさらに美しく見せる「化粧」の場所の話です。
女性にとっては、毎日しているお化粧ですが、大体はお家、お化粧直しには、トイレとか会社のロッカールームで整えたり、ジムの後は更衣室でメイクアップしていることが普通ですね。
もう何年も前の話になりますが、チョット考えさせられた出来事が有りました。
以前私は新宿から各駅では30分程かかる私鉄沿線に住んでいました。
ほぼ毎日通勤電車に乗っていました。
仕事の時間がマチマチなので、その日はたまたまラッシュ時での乗車です。
3人席のドアに近い吊り革に掴まって、新宿迄約30分です。ぎゅう詰めでは在りませんが、それなりに混雑している車内。
前の席に座っていた若い女性が、突然メイク道具をひろげて化粧し始めました。
パタパタと顔全体に、ベースのファンデーションを塗り始めました!
「ワッ!化粧し始めた!」
電車内での化粧を観るのは、もちろん初めてでした。
興味津々で事の成り行きを見守る事にしました。
先ずは、ファンデーション。顔全体を綺麗に塗り終えます。
次はアイラインです。電車の揺れにもしっかり対応して、
クッキリと魅力的な目元が完成です。
眉も左右キチンと整え終えました。
頰のシャドウもバッチリ決まりました。
鼻筋を綺麗にして、スッキリとした鼻の完成です。
最後は唇です。
念入りに塗り終えた彼女、鏡で仕上がりを再確認して、
メイク道具を手慣れた手つきでバッグにしまいました!
「新宿〜!新宿! 新宿に到着です。
傘などお忘れ物の無いようお降り下さい!
本日は‥‥鉄道をご利用頂き誠にありがとうございました。」
完璧な化粧を終えた彼女は、何事もなかったかのように、
さっそうと立ち上がり、会社に向かいました。
このパフォーマンスを観て、僕はある種の感動を覚えました。
限られた時間内に完璧な時間配分、完璧な仕上がり‼️
今まで女性のメイクアップを最初から最後迄
観れたことは無かったので、
なおさら、この出来事が記憶に残っているのかもしれません。
また一方で、公共の場所である電車の中で、
ひと目を気にもせず、メイクを始めてしまう
驚きを感じたのも事実です。
モラルのない行為に他人の目等気にせずに、
やれる事の基準が、違ってきてるんですね。
電車内での、化粧直しは最近よく見かける様になりました。
電車内の人々は、ほぼ100%スマホをいじって、
色々な情報を探っています。
時間を無駄に使わない!
という言葉は、僕のメンターから先ず最初に言われた事です。
彼女にとっての、電車の時間は、
化粧をするための貴重な時間になりました。
ゲーム三昧で、無駄な時間を浪費するより、
よっぽど有効かもしれません。
けれども周りの人にとって、
メイクをする姿に、彼女に対するマイナスな
感情が芽生えるのも、
是非知っておいてもらいたいのです。
綺麗な女性に出逢えるのは、結構な事です。
けれども、その過程を見せられるのは、要りません!
せっかくの美貌が台無しですよ!
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