こんにちは。
日本を訪れる観光客は、
右肩上がりの上昇率にありますが、
海外の方は、私達が話す日本語を、
どの様に感じているのでしょうか?
よく、日本語は難しい、
マスターするのにかかる時間は、
ダントツの一位なんだそうです。
それはどういうことか?
先ず真っ先に挙げられるのが
音が同じでも、意味の違う言葉が、
圧倒的に多い事です。
例えば、「かき」という言葉。
柿、牡蠣、下記、書き、描き、夏期、夏季、垣、、、、。
こんなに違う意味の言葉が出てきます。
それは日本語が漢字を使う言語であるからなんですが、
調べてみると、
漢字の読みが本当にたくさん出てきます。
一つの例ですが、「日」
という漢字の読み方が、
ひ、か、にち、じつ、び、たち、くさ、等、
普段から使い慣れているはずの、日本人でも、
こうして改めて見てみると、
実に不思議な言語である事が解ります。
ひらがなとカタカナ、漢字を巧く組み合わせることで、
多くの表現が出来上がります。
漢字熟語それだけで意味があるので、
文章をパッと見るだけで、
80%の内容が解ります。
見ただけで、何となくわかる言語は、
日本語だけでしょう!
ゲラゲラ、シクシク、ドンドン、スクスク、といった
「オノマトケ」と云われる形態は、
外国語にも有りますが、それは
擬声語、といった、動物の鳴き声とか、
ドアをバタン!と開けるという擬音語だけに
留まっています。
日本語には、さらに擬態語が含まれています。
これは、感情、状況を表すもので、
ギクシャク、ジトジト、シクシク、シンシン、
といったものです。
普段何気なく使っている言葉ですが、
外国人にはその繊細なニュアンスが、
難しいんだそうです。
日本語のオノマトペには、
幼い頃から培われた共通の認識が、
下地にあるから、その意味がわかるんですね。
日本語の動詞は、
外国語よりも細かい動きを表すものでは有りません。
日本語で「笑う」は、
例えば英語では、「smile,laugh,snicker,giggle,chuckle,grin,fleer」
といった言葉が当てはまります。
smileには「ニヤリ、ニヤニヤ」
laughには「ワハハ、ワッハ、ハッ、」
といったオノマトペを使って、その意味をより正確に表しています。
日本人には、聞こえる虫の声も
外国人には、ただの雑音、騒音の類にしか聞こえない
というのも面白いですね。
四季のはっきりしている
日本ならではの音色の表現が、
そこかしこに
散りばめられているからこそ、
豊かな生活を過ごせるんだと思います。
自然を感じる日々に感謝ですね。
まだまだ日本の魅力は有りますが、
今回はこの辺で!