こんにちは!
天皇陛下の御即位をお祝いする会、
の舞台監督の猪ヶ倉大介です。
あなたは今、心にゆとりを持って、
日々を暮らして居ますか?
いやいや、毎日の暮らしに精一杯で、
ゆとりなんか有りません!
あなたがそう思っているのなら、
今回は、ラッキーですよ!
宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」の
前宣伝一切なしの上演は、色々な面で、
物議を醸し出しました。
今の風潮から真逆の選択をしての上演だったからです。
あれは、「宮崎駿」という知名度があるからこその手法だ!
というのが、皆さんの意見ではあると思います。
前宣伝を一切しないという事は、ある意味無謀で、
時代に逆らっての過酷な冒険です。
事前の情報が全く無いという事は、
今のネットリサーチの予想も普通通りには出来ません。
選挙では、今では投票前から、
候補者の当落が90%以上の確率で、
わかる世の中です。
僕はよく、予備知識無く、
映画を見るのが好きですが、
それは、ある種の期待感と、不安の気持ちを
併せ持っての、ゆらゆらした状態が好きだからです。
ワクワク感なんですね!
期待と不安が同居している状態。
それはある意味でゆとりのある時間です。
どちらにも行ける、或いは連れて行かれる状態を
自分で選んだのですから! でも
安心感というのは、時にして、
現状から先には進めません。
自分がどこまで進めるのか、
先のことがわかっているのですから!
先の見えないところを目指すのは尻込みしますよね。
でもそこから一歩踏み出すと、
違った新しいモノが見えてきます。
宮崎駿監督は、そんな冒険心を持って、
まっさらな気持ちで、作品を
観て欲しかったのかな?
と思います。
作った方も、観る方も、
ワクワクしながら過ごせたのは
疑いようが有りません。
心のゆとりの成せるわざですね。
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